そういう世界も在る
ママと暮らし始めて一番苦しかったのは、たぶん、
なんで???
って思うこと。
なんでこぼすの?
なんで怖がるの?
なんで履けないの?
なんで座れないの?
なんで、なんで、なんで。
一緒に暮らすうちに、いくつかの「なんで」は解明され、いくつかの「なんで」は未だに分からないままです。 「なんで」
の要因が解明されると少し楽になります。
そうか、だからこうするんだ、という相手の事情が理解できるから。 いろんな体験をしながら(喧嘩したり、辛くて泣いたり、一緒に笑ったりetc...)長く共に時を過ごすことによって、理解の幅は増えていきます。 そう思う時、時は優しいなぁって思います。 認知症のママは私には見えない物を見ます。
時にはそれらと談笑したり、文句を言ったり、怖がったりしてます。
外を歩く時、例えばスーパーの床に模様があったりすると、どうやらそれが物に見えたり、段差に見えたりするらしく、かがんで拾おうとしたり、歩くのを怖がったりします。
また突然世界に対して悪態をついたりまします(ママの場合