督さんのお誕生日
昨日は督夫さんのお誕生日でした。
くも膜下で倒れてから一年と7ヶ月ほど。 集まれる人たちで督夫さんを囲んでお祝いしました。 愛ちゃんのお母さんが前の日から作ってくれた大量のおでんと、各自持ち寄ったお菓子や食べ物などで、みんなでワイワイと美味しく楽しい時間でした。
うちから日野の督夫さんのとこまでは車で1時間ほど。
この道中が好きな時間です。 昨日は天気も良くて白く雪化粧した富士山もくっきり見えて、なんとも気持ちの良いドライブでした。 途中橋本の辺りを通るんですけど、実は昔ママが認知症を発症した頃、よくおんなじ道を当時入居していた福生の老人ホームに向けて車を走らせてたんですね。 あの頃は圏央道がなかったら結構な時間をかけて行ったり来たりしてました。
それがまた苦痛でね(いろいろ大変だったのw)。 でも昨日同じ風景の中を車で走りながら、いつの間にか辛い思い出だったこの道が、督夫さんに会いに行く為の楽しい道になってるなって。
こんな風に好きになれて良かったなって。
督夫さんのところでは5曲ほど歌いました。 督夫さんの隣に立って督夫さんの微細だけどいろいろと変わる表情を見ながら。 で、最後にWater is wideを歌ったんです。 雄大さんがアコーディオン弾いて、トーベンさんが督さんの水色ギター弾いて、、、
2番まで歌って間奏で二人の素敵なソロがあって、その後督さんに「督さん次コーラスだよっ」って言ったの。
そしたら口をパクパク動かして一緒に歌ってくれたんです。 もちろん声は出てないけど、
でもちゃんと聞こえてた。 サビをそこにいる人みんなで合唱して、それがなんとも美しくて、あたたかーい空気に包まれて、すごーく幸せな気持ちになって、そのあと心に熱いものが湧き上がってきて、そして督夫さんの顔を見たら、督さんにもおなじようにその熱いものが湧き上がってきてるのが分かった。 ああ、督さんもそうなんだね、今同じ気持ちなんだね、って分かった(もちろん涙腺崩壊です)。
ジーン。
この日もまた督夫さんの大いなる愛に触れて、素敵な振動が起きました。
そしてその振動をその場にいるみんなと共有できて、この上なく満たされた気持ちになりました。
倒れても督夫さんの愛は全く衰えることなく、さらに遮るものなく放射されてます。
それはきっと督夫さんに想いを寄せる人みんなに実は届いてるんじゃないかなって。
今も静かに督夫さんを想うと私の中に昨日の愛の振動が生まれます。
督夫さんハッピバースデーーー❤️ 66歳おめでとう。