女性ホルモン分泌作戦
先月からこれからやってくる更年期に向けて、女性ホルモンを出来るだけ分泌すべく、藤沢の保育園で週一度、朝の7時半から9時までの短い時間お手伝いをしてます。
早くて8時ごろから子供達がチラホラと登園し始めるのですが、
だいたい早朝組のメンバーは決まっていて、0歳児のSちゃんとそのお兄ちゃん2歳児のK君、同じく2歳児のYちゃんの3人。
今朝は雨が降っていたためお母さんに抱っこしてもらえなかったK君の泣き声から始まりました。
「だっこ〜〜だっこ〜〜〜」とだっこ連呼泣きの後、落ち着いてきたk君と、そんなお兄ちゃんはお構い無しのマイペースな0歳児Sちゃん(まぁ、マイペースじゃない0歳児などいないんでしょうが)と、ちょっと遅れてやってきた少しお姉さんのYちゃんと、しばし時をすごした訳なんですが、
やはり朝の必死の訴えにもかかわらず、お母さんに抱っこしてもらえなかったフラストレーションを抱えたK君は終始甘えん坊モードで、
「ママ、ママ」(K君にとって女の人はみんなママらしい)
と常に僕を構って~ってなっていて、すぐ抱っこをねだる。 と、なるとこちらとしてはただただ可愛いもんだから、もう~K君てば甘えん坊さんなんだからぁ❤️(女性ホルモン大量分泌)よしよし。 ってなる訳なんですけど、でもまぁそこにはK君がそうなった背景(お母さんに相当訴えたのにもかかわらず抱っこしてもらえなかった)を知っているから、そこに対して、そうだよね。甘えたくなっちゃうよね。本当のママじゃないけど私で良ければ甘えておくれ。という流れがあるのだと思うんですけど(毎日一緒にいたらこうはいかない)。
で、お次はキリンさんのパズルをやっていたYちゃん。 違うおさるのパズルをやりたいと出してきて始めたので、「Yちゃん先にキリンさんのパズルをお片付けしようよ」と言ったところ、
「いや」
って言うんですね。
で、「そうなの?あそこにボイって置くだけだよ?すぐできるよ?先にお片付けしようよ~」と言っても、また
「いや」
って言う訳です。
そうしたら本業の先生(本業の先生はこの時間は大概事務仕事やら何やらをやっている)に「Yちゃん、お片付けしないんだったら遊べないよ」とパシッとキメられてしまい、すっかり無言で固まってしまいました。
顔を斜め左下に傾けたまま口をぎゅっとつむって、まったく身動きしないYちゃんの様子に、
K君ほどは分かりやすくないけれど、きっとYちゃんにも頑なにイヤって言いたくなる背景が何かあるんだろうなぁって思いながら、
「Yちゃん片付けるのいやなの?じゃあ今回は先生が片付けとこうか?」
って言うと、こくんと小さく頷いくのがまた可愛い❤️(女性ホルモン流出) その後は何もなかったかのようにまた遊び始め、その後遊んだおさるのパズルは言われることなく自分で片付けたのでした。
そんなこんなであっという間に9時になり、ちょっぴり寂しい気持ちもありながら、じゃぁみんあさようならぁ〜と帰り支度をして出口に向かうと、K君がバイバイ〜〜〜って遊戯エリアの柵の中からじっとこちらを見ながらてをふってるではありませんか。
そんなことはこの1ヶ月で初めてで、ヤバイ、これは完全愛おしくなっちゃうパターンだ。と軽い危機感と更なる女性ホルモンの流出を感じながら、ふと、藤沢の街中を行き交う人達に目が行き、ああきっとこの人達にもK君やYちゃんと同じように背景があるんだろうなぁ、側からしたらよく訳のわからない(下手したら腹が立つような)行動も何かその行動をとる理由(痛み)があってのことなんだろうなぁ、と思ったら突然ああそうかぁって、天からなんとも優しい許しの波動が降りてきたのでした。
そして藤沢の駅で一人泣き出しそうになったのですが、それはなんとか押し留めました。
きっと誰もがみんな痛みを抱えて生きていて、泣いたり笑ったりしながら暮らしていくんだな。
ここはそんな星なんだな。
そんな気持ちになった水曜日の朝の出来事でした。