静かな日々の大きな波紋
村上春樹にどっぷりはまってます。
はまる。
はまるっていう言葉はちょっと身動きできない感をかもし出しますね。
なのではまるというと正確ではないかもですが、隙さえあらば彼の文章を追っていたい。
そのくらいのなかなかな熱量ではあります(それをはまると言うのか)。
で、ここ最近は隙だらけだったので(風邪をひいてほぼ家に引きこもってました)、思う存分どっぷりとはまっていたわけです。
そういえば、こんなにも引きこもったのは実に久しぶりのことでした。
どうしても、な用事以外は全部キャンセルさせてもらって、ずっと家にいました。
症状がひどいときはママにも施設にお泊まりしてもらって、寝て起きて食べて(熱とかはなくて食欲はあったので)村上春樹を読んで、疲れたら寝て、といった具合でした。
不思議と、退屈だとか、ああこんなに何もしないで大丈夫なのだろうか、とかは思いませんでした。
なんというか、何もしない(って言ってもちょっと洗濯とか掃除とか、簡単なご飯作ったりてんちゃんに餌をあげたり的な事はするんですけど)日々は意外に心地よく、どちらかというと、私なんであんなにあれこれと日々たくさんの物事をあーしたりこーしたりと動き回ってたんだろう、、、
と憑きものが取れた(あるいは逆に何かに憑かれた)ようなキョトンとした気持ちになりました。
で、そのようなある意味平穏な日々を送っていると、ちょっとした出来事がわりと大きな波紋をもたらしている事に気づくようになります。
あれこれと忙しく動いてるときはそういった波紋が他の波紋とぶつかって何だかわからなくなってしまうんですかね。
とにかく、そんな一つ一つの波紋を自覚してそこに意識を持つようにすると、それはそれで結構ヘビーです。
はっきりとした輪郭で起こるので、しっかり向き合わざるを得ないというか、時間もあるものだから忙殺される事がないというか。
でもきっと実際のところそれは一瞬ヘビーに感じるだけで、結果的にはシンプルに収まるのかもしれないなぁと思ったりもします。
そしてそんな中、、もしかしたらこのまま何もしないままときが過ぎていくのかもしれないなぁ、それもそれでありなのかもしれないなぁ、と、若干脳みそが溶けてるかのような気にもなってましたが、 やはりそういう事ではないらしく、どうやら昨日あたりから少しづつゆっくりと動き始めて来ました。
自然と動く波が起きてきた感じです。
というわけで、ブログを書いてみたり、スケジュールもようやくアップしました(ホントお待たせしました)。
なんともゆ〜〜〜っくりな2017年スタート的な感じですが、 今年もどうぞ宜しくお願いします。